海を跨ぐヘーリオス

ロドスを象徴するヘーリオスの巨神像(Wikipedia en :Colossus of Rhodes)

はじめに

　2019年に発売されたImperator: Rome（Paradox Interactive社）は、古典時代の地中海世界を舞台にした戦略級シミュレーションゲームです。プレイヤーは当時存在した政治勢力の一つを操り、古代ローマのような繁栄を迎えたり、はたまた迎えなかったりすることができます。

　本記事は当作でロドスをプレイしたAARとなっております。2019年5月時点ではそれほど評価が高くはないインペロですが、個人的には応援したい気持ちがあったので筆を執りました。みなさんのプレイのキッカケになりましたら幸いです。

目次

• 勝利者の島（BC304～BC280）
• うららかな時代（BC280~244）

プレイ環境

バージョン：1.02
DLC ：なし
MOD ：なし
プレイ対象：ロドス
開始年月日：BC304年
難易度 ：Normal／Ironman mode

ロドスについて

　ロドスはエーゲ海の東端部に位置するロドス島を支配するポリスです。かつてドーリア人によって建設された歴史あるポリスで、地中海交易を代表する重要拠点の一つでした。史実ではヘレニズム時代を通し、巧みな造船技術と勢力均衡政策を用いて海上交易都市として栄えましたが、最終的にはローマへ臣従し消滅しました。

　今回は史実のロドス以上の繁栄、そしてギリシャ世界の復権を目指してプレイしていきたいと思います。